この地方では、煮魚をする際は、梅干しを一緒に入れて煮る“梅煮”が一般的です。
特に青魚は梅干しと煮ることにより、独特の臭みを取り除いてくれたり、煮くずれを防いでくれます。
実は、調味梅(うす塩味、かつお梅、はちみつ梅など)が開発されたのは、この“梅煮”がヒントだと言われています。
魚と調味料(醤油、みりん、砂糖、おだし等)と一緒に煮ることにより、白干梅の塩味がやわらぎ、代わりに魚やだしの旨味、調味料の味が加わって、美味しくなったことが調味梅の発端だと言われています。
梅煮の際は、“梅干し”を入れるのが一般的ではありますが、梅酒を漬けた際の梅でも、美味しい梅煮ができます。
梅酒ができあがった後、漬けていた梅をもし捨ててしまっていた方は是非、梅煮に使ってみてください。
梅酒の梅で煮ると、より甘みがあり、まろやかな味わいに仕上がります。
材料
いわし・・・4〜5尾
梅干し・・・2〜3個(梅酒の梅でももちろんOK)
しょうが・・(薄切り)2枚
(★調味料)
酒・・・・・大さじ3
醤油・・・・大さじ3
みりん・・・大さじ3
砂糖・・・・大さじ1
水・・・・・1/2カップ
作り方
1、包丁の背でいわしのウロコをとる。頭を切り落とし、腹に切り込みを入れ、包丁の刃先で内臓を取りだす。血合いも取り、水で腹の中を綺麗に洗ってから、水気をふく。
2、鍋に梅、しょうが、調味料を入れ、煮立てる。沸騰したら、いわしを並べ入れ、落し蓋をし、中火で10分ほど煮る。
3、煮ている途中、ときどき落し蓋を外し、スプーン等で煮汁をすくって、いわしにまわしかける。煮汁にとろみがついてきたら、火を止める。
STAUBのWa-nabeを使用しました。
*アレンジいろいろ*
いわしの梅煮丼
できあがったいわしの梅煮をアツアツごはんの上にのせ、万能ネギと千切りしょうがをたっぷりのせ、梅干しを添え、いわしの梅煮丼に。
いわしの炊きこみご飯 梅風味
炊きこみご飯にアレンジすることもできます。
STAUBのWa-nabeで炊くと、お焦げも楽しめる、おいしい土鍋炊きこみご飯ができます。
【作り方】(2合分)
※STAUB Wa-nabe Mサイズを使用
1、お米2合と水カップ2(400ml)を、Wa-nabeに入れ15分〜30分浸水させる。
2、浸水させたら、いわしの梅煮の煮汁大さじ2を加え混ぜる。
3、いわしの梅煮2〜3尾、煮汁から取り出した梅、千切りしたしょうがをのせ蓋をする。
4、コンロにかけ、弱中火で8分〜10分かけ沸騰させる。
5、沸騰したら最弱火にし、また10分ほど炊く。
6、炊き上がったら蓋をしたままさらに10分ほど蒸らす。
底の方から全体にかき混ぜる。うまくお焦げもできますよ♪